保護犬迎える時の準備グッズ8選【いらなかった物も大公開】

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家にゲージやえさがない状態で保護犬を迎えようとしていませんか?ストップです!保護犬は迎えることを決定してから、すぐにおうちに迎えなければなりません!その前に、何が必要なグッズかを整理して、準備しておきましょう!

 

 

迎える前に準備するもの一覧

サークル/ゲージ/クレート

これらは犬を迎えるにあたって居場所を与える意味で非常に重要な場所になります。どれを選ぶかは、飼い主が留守や睡眠の間、どのように過ごすかを想定して購入すれば買いやすいです。

簡単に分類分けをしたのが以下です。

 

  • サークル=エリアを作るように、いくつかの柵が付いたもの
  • ゲージ=天井が着いたサークル
  • クレート=持ち運びが可能な犬小屋

 

まず、多いのがサークルではないでしょうか。サークルはペットショップのふれあいコーナーにおいてあるような天井のない空間を作るものです。おうちでは、床付きのものが多いでしょう。また、トイレスペースを設けられたような、トイレトレーニングのしやすい商品も多いです。

 

ゲージは、中型~大型犬や、よくジャンプしたり飛び出すような犬が使うことがあります。

クレートは、持ち運びの取っ手が付いており、持ち運びのために入れることができます。犬は巣穴のような感覚がして、好きな子もいますが、小さなころから慣れさせないと、嫌がり自分から入っていかない子もいます。保護犬の場合は、好みが分からないということもあって、なかなか選びにくい代物です。

 

オススメは、サークルかゲージです。

小型犬ならサークルをお勧めします。というのも、トイプードルやチワワのような小型犬の場合はサークルの柵を超えることはなかなかないです。ただ、中にはジャンプをよくする子だとわかっていれば、ゲージを購入することもいいですが、少し窮屈な感じがしますし、ゲージを閉めたままの作業ができません。

保護犬の場合、トイレの訓練ができていない場合が多く、もし、小屋の中でトイレを失敗した場合などにサークルであれば扉を閉めたまま、作業ができます。

 

もし、サークルを購入して元気にジャンプするようなこの場合は、上からネットを張れば飛び出し防止になるので、迎える前からは必要ないでしょう。

 

中~大型犬の場合は、ゲージかクレートをお勧めします。大きくなるにつれて、柵を超えやすくなってしまうため、天井付きか、別の居場所を作ってあげる必要があります。ゲージは広く、緊急用のトイレなども設置でき、過ごしやすいですが、大きさに比例して、広さも必要です。そんな時に良いのが、クレートです。睡眠はクレートで行い、その他は外で行うような想定にすれば、うまく場所を分けることができます。

 

あと、保護犬を保護しておうちへ向かう際に電車やバス、タクシーを利用する方は、クレートが必要です。小型犬の場合はソフトクレート等折りたためるものなどありますので、おススメです。

 

おトイレシート/おむつ

迎える保護犬の性別がはっきりしていない場合は、おトイレシートのみの準備で大丈夫です。メスの場合しゃがんでおしっこをするため、汚れるのは下方向のみですが、オスは違います。メスのようにしゃがんでする子もいれば、足を上げてする子が多いです。

となれば、トイレトレーの形が変わってきますので、揃えるのは後からでもよいと思います。

 

また、トイレシーツだけでは心配という方は、犬用おむつがあります。サイズが違うので、予め用意する場合は入っている数が少量のものを購入しておくと便利です。

 

汚れ拭き用の除菌スプレーやぼろ雑巾

保護後は慣れるまで、トイレの失敗があったり、ご飯をこぼしたりするため、これらが必要になります。いらなくなった服などを切って使いやすくしたものなど数枚用意しておくと便利です。水で濡らして足裏を拭いてすぐ捨てられるので、気楽にたくさん使用できるのもいいポイントです。除菌スプレーも、トイレ失敗時にかけておかないと菌が繁殖してにおいが付くことなどありますので、最低限用意しておきましょう。

 

大きめサイズの毛布やブランケット

保護犬を迎えるにあたって、毛布は意外と重要なものかもしれません。床にひいて、犬と戯れることができます。また、薄いブランケット等であれば、おトイレ失敗時にさっと洗いすぐ乾かすことができるので、リスクが少ないです。

また、飼い主のにおいが付いたような毛布などであれば、犬がにおいを覚えるのにもいいかもしれませんね。なので、初めからいいベッドを購入せずとも、はじめはこれらで代用するのが、便利です。

 

 ゲージを隠す目隠しなどにも利用でき、犬のスペ―スが確保の工夫に便利です。来たばかりの子や、怖がりな子にしてあげると、落ち着く場所を作ることができます。

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ゲージの目隠しにブランケットを使用

餌(試供品や少量でOK)

安くても、高くても、とりあえず数回分を用意しておくのが良いです。というのも、犬にも食事に好みがあり、食べないことがよくあります。また、保護先にて保護時に挙げていた餌を購入したりすることも可能ですので、念のため少な目を心がけて用意するのが良いです。

 

筆者の場合、実は、保護時に3キロほどのフードを購入しましたが、苦手だったらしくまったく食べませんでした(笑)チュールを入れて食べてもらっていましたが、嫌いすぎて、鼻で隠すようなしぐさをして鼻先禿げてしまうほどに…

そのため、合うか分からないフードをたくさん買って無駄にしてしまうより、いろいろな餌を少量ずつで試してみて食いつきの良いものを購入することがワンちゃんに合うフードへの近道だと感じました。

 

なんでもいいので餌皿/水皿

正直、いいお皿などは買わなくても、何か餌を上げられる淵付きの皿であればエサ皿は良いです。また、水皿は、犬の方からい脚の高さに合いそうなコップなどで上げれば飲みますので、保護する犬の大きさが確定するまでは、とりあえずの代用品を用意しておきましょう。

 

実は、筆者は水皿で何度も失敗しており、無駄にしてしまっています。水の出る量の少ない給水ボトルや、飲む位置が合わないものを購入してしまい、なかなか水を飲んでくれず、4個目で、ようやく落ち着きました。そのため、百円均一などで売っている安いもので合うものを試すのが賢明な判断でした。

 

犬の飼育に関する本

犬を何匹も飼ったことのある人以外は、本にていろいろ勉強してみることは非常に大切です。特に、一匹しか飼ったことない人や初めての人は必読です。保護犬は、今まで人間社会ではなく、犬社会で過ごしており、より犬の習性を知ることが、素早く生活になじむコツだと感じました。

 

筆者も子犬から何匹か育てたことがありましたが、保護した犬は今までと全く違う様子で非常に戸惑いました。そこで、習性を知る本を読み、対策したところ、様々な問題が解決していきました。そのため、簡単にでもよいので読むことをお勧めいたします。

 

簡単にまとめられたしつけの本は勿論わかりやすいですが、根本的に理解して、対処するには以下のような本が非常に濃厚で面白い情報が載っています。おすすめです。

 

契約書

最後に、保護犬を迎えるためには、家がペットを飼っていいことを証明しなければならない場合が多いです。そのため、持ち家の場合は大丈夫ですが、マンションなどに住んでいる場合は、犬を飼ってもよいと書いた契約書の原本が必要になる場合があります。必要になるかは、保護先として検討している施設にといわせしてみてください。引き取る契約締約時に必要といわれてしまうと、資料を家に取りに帰らなければならないので、確認必須です。

 

そのため、資料がどこかへ行ってしまっている方は、探しておくことが良いでしょう。また、契約の内容によっては、犬のサイズや頭数なども制限がある場合があるので注意です。

 

迎えてから必ず買い足すもの

保護した犬のためにいろいろ買ったけど全く使わなかったというのは茶飯事です。保護犬は子犬ではなく成犬です。好みや自我がある程度確立している状態なので、好き嫌いがはっきりしており場合があります。その点も踏まえて、迎えてから買い足すべきものをまとめました。

 

おトイレトレー

これは、トイレシーツだけではトイレを失敗してしまう子に必要です。枠がないとトイレの場所が分からない場合、トイレから外れた場所にしてしまうことがあるので、場所や足の感覚でトイレを覚えられていない子はあったほうがいいグッズです。

 

ハーネス/首輪とリード

犬の散歩時に必ず必要になりますので、保護した犬の首や胸囲を図ってから買いに行きましょう。サイズがあっていないと、すり抜けの原因となってしまいますので、予め買うのは失敗するリスクが高いです。ただ、必須のグッズでもありますので、保護時に早めに買っておきましょう。

 

ハーネスは、サイズが全く違うとずぶずぶにってしまうので、体のサイズに合ったものを用意するようにしましょう。

首輪とハーネスどちらが良いかという問題ですが、しつけしたいなら首輪、そこまでという方はハーネスが無難です。というのも、首輪は慣れていない子だと嫌がって、歩きたくないと踏ん張ってしまうことになります。また、首輪は呼吸器系が弱い子には向いていないとのことですので、注意しましょう。一度引っ張るのが嫌になれば散歩時に少しでも引っ張れば歩きたくないと踏ん張ってしまう子もいるので、性格も見ながら選んでもいいかもしれません。

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(例)ソフトハーネスリード

 

給水ボトル

初めにも水皿の部分で言及しましたが、意外とあってないものだと水を飲まないことがあるので、よっぽど水を飲まない場合以外は、犬の体格や口の大きさに合ったものを選んでもいいもののひとつです。

 

小型犬でも、意外と大きい給水ボトルを好んだり、大きい子でも、浅いお皿で飲んで切れたりします。犬にとって給水は非常に大切ですので、その子に合ったものを探してみてください。

 

歯磨き、スリッカーブラシ、爪切り

犬と暮らしていく中で、これらのものは必須です。ただ、犬が家に慣れていない時点からすぐに開始する必要はありません。そのため、ある程度家に慣れて、飼い主のいうことも聞き始めたら開始しましょう。

ちなみに、慣れてきたら、歯磨きとブラッシングは毎日、爪切りは2週間に1回してあげるといいですね。ただ、慣れるまでは焦りは禁物です。何度かチャレンジしたり、犬が生活に慣れていく過程で、上手にできるようになる時が来ます。少しずつ試していきましょう。

 

すぐに必要ではないもの

おもちゃ

正直、必須ではありません。保護犬の中には、おもちゃにまったく興味を示さない子がいます。そのため、1つほどおもちゃを買ってみて興味を示したら買いそろえてもいいかもしれませんね。

 

どうしてもおもちゃを購入したい方は、コングやおやつを差し込んだり隠したりするものを買ってみてもいいかもしれません。ちなみに、うちの保護した犬は全くおもちゃに興味がなく、楽しそうに遊んでみても無視されるので、新品のおもちゃが多数しまってあります。

 

犬の服も、おもちゃと一緒で個体差があります。服を着ることが嫌な子がいれば、なんとも思わない子がおり、それぞれです。そのため、服が慣れないうちにたくさんそろえる必要は全くなく、お散歩の汚れ防止用くらいではじめは良いかと思います。

 

おやつ

普段の餌に慣れるまでは、おやつはそこまで必要でないと思います。よっぽぼやせており急いで体重を増やさなければならない場合などであればたくさん購入してもいいかもしれません。そのため、はじめは1つくらい試しに買ってあげてみてもいいかもしれませんね。

 

チュール

これも、おうちに迎えてすぐはあまり上げないほうがいいかもしれません。美味しすぎて餌を食べなくなるようなワガママが発生する可能性があるからです。

この事態は意外とよく聞く話で、ぺろぺろ食べる様子を見てみたいと試しにあげた後餌を食べなくなるという、恐ろしい話です…餌の鰓好みを直すには、お互いの我慢大会が必要になりますので、注意してあげるほうが良いです。

 

 

我が家のゲージはこんな感じ

 

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初めてグッズを買いに行ってからほとんど買い足していませんが、現在はこのような感じです。普段過ごすのは外のベッドですが、夜は、ゲージのベッドを使用しています。

 

ゲージは、下が外れ、掃除がしやすいものを選びました。購入したデザインの場合、ゲージのそこの床に淵があり、トイレをこぼしても、こぼれにくいようになっています。

 

トイレは、中に緊急用のものと、外に普段用のものを置いています。はじめは中にだけおいていたのですが、うまくいかないため、外にペットシートを置いていたらそこにするようになりました。そのため、増設し、普段用においています。トイレトレーは片手でも開けることの出来るデザインの物にしています。しっかり押さえつけるものもありますが、毎日トイレシートは朝晩変えるので、手間になりますので、簡単に変えられるものにしました。トイレ下のシートは防水で、拭きやすいシートでカバーしています。これのおかげで失敗してもへっちゃらです。

 

ベッドは、百円均一のものを愛用中です。トイレを失敗することが多かったので、とりあえずで買ったものを使用しています。犬は気に入っているようで、よくここにいます。汚くなったりしても、気軽に捨てることができるので、ありがたい代物です。3代目です。

 

水飲み用グッズは、ようやくこの形の大きめの口の給水ボトルに落ち着きました。はじめは、水飲み皿や小さめの給水ボトルを用意していたのですが、飲みにくかったらしく、まったく水を飲みませんでした。しかし、現在のものに変えてから、よく飲むようになりました。そして、その隣の百円均一のおもちゃは、遊んでくれないので、とりあえず挟んでみて1か月ほどたったものです。興味が全くなさそうです。

 

まとめ

保護犬を迎える際は、最初から色々買ってしまうのではなく、必須のものは揃えておいて、後はその子に合ったものを揃えていく方法をお勧めします。買ったけど使わない、食べないなどは非常にもったいないですし、犬のグッズは意外とかさばることが多く、家のスペースも占領します。

 

そのため、じっくり選びながら揃えていってあげてくださいね。